吹奏楽譜  ビゼーの劇音楽による交響詩 作曲/伊藤康英【2014年3月取扱開始】 [BRN-NAS-BA314]

吹奏楽譜  ビゼーの劇音楽による交響詩 作曲/伊藤康英【2014年3月取扱開始】 [BRN-NAS-BA314]

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♪ビゼー「アルルの女」第2組曲と元となる劇音楽「アルルの女」のテイストを加味しつつ編曲された楽曲。有名な「ファランドール」フレーズで幕を開け、劇的なフィナーレは、圧巻の一言!コンクール自由曲にピッタリです。


♪楽曲解説♪
ビゼー(Georges Bizet, 1838-1875)は、ドーデ(Alphonse Daudet, 1840-1897)の戯曲「アルルの女」の劇付随音楽として、3幕からなる合唱付のオーケストラ曲を作曲した。ここには、たとえばオペラ「カルメン」の中の「運命の女」を思わせる動機も頻出し、それがドラマとしての効果を挙げており、大変に興味深い。

さてビゼーは、そこから数曲を選び出し演奏会用組曲を作った。しかし今知られている第2組曲のほうは、ビゼー自身によるものではなく、ビゼーの死後、弟子のギロー(Ernest Guiraud, 1837-1892)が編んだものだ。第2組曲中、よく知られた「メヌエット」は、「アルルの女」からの音楽ではなく、ビゼーのオペラ「美しきパースの娘」からの音楽である。

この「アルルの女」、とくに第2組曲をもとに編曲を作ってほしいと、富山県高岡市立志貴野中学校吹奏楽部より依頼された。せっかくならば元々の劇音楽版を参照しつつ、オーケストラからの単純な編曲ではない、吹奏楽ならではの音楽を作ろうと考えた。「メヌエット」は「アルルの女」由来ではないため省いた。そこで、組曲とはかなりイメージが異なるものが出来上がった。

2009年初演。当初の依頼では、オーボエ、バスーン、コントラバスがなかったため、これらのパートは無くても演奏可能。工夫により小編成でも演奏可能となる。そしてこれらの楽器と他のソロ楽器(ソプラノ・サクソフォーンやユーフォニアム)などと重なっている場合は、どちらかが演奏すれば良い。バンドの実情に合わせてください。

エンディングは選べるようになっている。バンドに合わせて、またコンサートでのプログラム構成に合わせて演奏してほしい。なお、スコア上段にナレーションが書かれている。これを朗読することによって、朗読と吹奏楽のための作品として演奏することができる。 

伊藤 康英

演奏時間:9分30秒(約)
グレード:3

楽器編成

Flute 1
Flute 2
Piccolo
Oboe (optional)
Bassoon (optional)
Clarinet in E♭
Clarinets in B♭1
Clarinets in B♭2
Clarinets in B♭3
Bass Clarinet in B♭
Soprano Saxophone in B♭
Alto Saxophones in E♭1
Alto Saxophones in E♭2
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in B♭


Horns in F 1, 2
Horns in F 3, 4
Trumpets in B♭1,2
(Cornets, if available)
Trumpets in B♭3
(Cornets, if available)
Trombones 1, 2
Trombones 3
Euphoniums
Tubas


String Bass
Timpani

Percussion 1
 Tambourello (or Tom),
 Tambourine,
 Triangle,
 Low Tom

Percussion 2
 Cymbals,
 Bass Drum,
 Suspended Cymbal

Mallets
 Xylophone,
 Vibraphone,
 Chimes

Narrator (optional)

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