吹奏楽譜 行進曲「我が山河」 〜富士山を象徴として〜 作曲/田辺 恒弥 [BRN-MRMS-86020]

吹奏楽譜 行進曲「我が山河」 〜富士山を象徴として〜 作曲/田辺 恒弥 [BRN-MRMS-86020]

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理解しやすく単純な技術で演奏できるように作られています。
曲の構成としては「序奏(1:30)」と「マーチ(4:15)」に分かれており、別々でも演奏が可能です。

朝霧が徐々に晴れて現れる富士の姿を描いた優雅な序奏部分と随所に唱歌「富士山」が見え隠れする快活なマーチのコントラストが演奏効果抜群!

演奏時間:5分45秒(約)
グレード:3

器編成 Picc.
Fl. 1&2
Ob. 1&2
Bsn. 1&2
E♭Cl.
B♭Cl. 1,2&3
A.Cl.
B.Cl.
A.Sax. 1&2
T.Sax.
B.Sax.
Trp. 1,2&3
Hrn. 1,2,3&4
Trb. 1&2
B.Trb.
Euph.
Tuba 1&2
St.Bass
Perc. (5 Players)
Timp.
Xylo.
Mari.
Glock.
Cymb.
B.D.
S.D.
Tamb.
Tri.
Tom-Tom
Sus.Cym.
Harp

♪楽曲解説♪
 平成14年、防衛大学校の創立50周年記念委嘱作品として作曲。記念式典に於いて、当時の防衛大学校吹奏楽部の学生によって初演、その後陸上自衛隊中央音楽隊の演奏でCDを制作、関係者に配布された。その後、2012年に「ベルギー落下傘兵行進曲ベストオブマーチ2」(フォンテック)に収録、2012年度レコード・アカデミー賞(吹奏楽部門)に選出された。
 作品は「部活」として、音楽の専門家でない防衛大の学生が演奏するという条件の元、端的に理解できる素材と、単純な技術で演奏できるよう心がけた。諸外国の、その国を直接的にイメージさせる行進曲(「星条旗よ永遠なれ」のような)の存在は充分意識していたが、「国粋主義」「帝国主義」などという狭い意味での愛国心や日本人としてのアイデンティティには囚われていない。
 自然の風景の中で、日本人が自国の象徴的な存在を感じ取る「富士山」を題材とした唱歌《富士山》(作詞:巌谷小波。作曲は不詳)をモチーフにしながらも、この唱歌を知らない外国人にとっても自然な音楽として聴けるように、純音楽的内容とした。タイトルを「富士山」ではなく《我が山河》としたのもこの意味からである。
 全曲各部に原曲のモチーフが用いられている。序奏は、朝霧が徐々に晴れて現れる富士の姿、マーチに入ってからは構成、旋律、和声、リズム、それぞれに多様な音像を用意した。

●作曲家プロフィール
田辺恒弥(たなべ つねや)
1935年生まれ、埼玉県在住
防衛大学校中退、東京藝術大学卒、元武蔵野音楽大学、作曲学科教授(〜2006)
所属団体:日本現代音楽協会、日本作曲家協議会  作曲家集団Group12・1を結成、主催

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