吹奏楽譜 クロスロード 〜吹奏楽のための祝典序曲〜 作曲/後藤 洋(2011年11月15日発売) [COMS-85047]

吹奏楽譜 クロスロード 〜吹奏楽のための祝典序曲〜 作曲/後藤 洋(2011年11月15日発売) [COMS-85047]

販売価格: 7,000円(税別)

(税込: 7,700円)

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♪詳細情報♪
『クロスロード』にこめた願い
  三重県は「人々が行き交うところ」です。古くから伊勢神宮や熊野に参詣する人々が集まり、今日でも名古屋と大阪のほぼ中間に位置する地の利から、多くの観光客が訪れます。そして、それらの人々が行き交う「道」があります。世界遺産に登録された「熊野古道」や伊勢神宮に通じる街道のみならず、海と山、平地と山地を結ぶ多くの道は生活の場、コミュニケーションの場、情報と文化の交流の場、そして過去と未来を繋ぐ場であり続けてきたはずです。私にとって、三重県を象徴するものは「道」であり、したがって、三重県吹奏楽連盟創立50周年記念作品のテーマを「道」とすることは、ごく自然なことでした。
  曲名の『クロスロード』は、「交叉道路」「十字路」のことですが、「人が集まる場所」「活動の中心」といった意味もそこに含まれます。つまりこのタイトルには、吹奏楽という「世界と三重県を結ぶ道」を通じて、多くの人々が集まり、交流し、理解し合ってほしいという願いと、吹奏楽という「過去と未来を繋ぐ道」を通じて、50年の歴史に思いを馳せ、未来への展望を広げてほしいという願いがこめられているのです。
  さまざまな人や考えが、さまざまな方向から集まる、という基本的なアイディアは、大がかりなファンファーレの体裁をとるこの作品の音楽的内容にも反映されており、ここでは異なる旋律やリズムがしばしば同時に(一見互いに無関係のように)進行します。道が曲がりくねり、分かれ、違う道と交叉するように、拍子や調性も時に入り組みます。決して演奏がやさしい曲とは言えませんが、その難しさを述べるとすれば、この点に集約できるでしょう。しかし、無関係に見える旋律たちは、すべてひとつのシンプルなアイディア(5度の跳躍と音階)を母体とした兄弟なのです。そして、さまざまな個性の人々がさまざまな異なる音色で奏でるからこそ、吹奏楽はすばらしいのです。ひとりひとりが自立し、自信をもって、自分の音楽を奏でてほしい。ひとりひとりの音楽に、ひとりひとりが共感してほしい。これがこの曲にこめられたもうひとつの願いです。 (後藤 洋)
(三重県吹奏楽連盟 創立50周年記念委嘱作品)

演奏時間:5分40秒(約)
グレード:4
楽器編成 Piccolo (1)
1st Flute (2)
2nd Flute (Opt.) (2)
Oboe (1)
Bassoon (Opt.) (1)
Clarinet in Eb (Opt.) (1)
1st Clarinet in B♭ (2)
2nd Clarinet in B♭ (2)
3rd Clarinet in B♭ (Opt.) (2)
Alto Clarinet in E♭ (Opt.) (1)
Bass Clarinet in B♭ (1)
1st Alto Saxophone in E♭ (1)
2nd Alto Saxophone in E♭ (Opt.) (1)
Tenor Saxophone in B♭ (1)
Baritone Saxophone in E♭ (Opt.) (1)
1st Trumpet in B♭ (2)
2nd Trumpet in B♭ (2)
3rd Trumpet in B♭ (Opt.) (2)
1st & 2nd Horns in F (2)
3rd & 4th Horns in F (Opt.) (2)
1st Trombone (1)
2nd Trombone (1)
3rd Trombone (Opt.) (1)
Euphonium (2)
Tuba (2)
String Bass (Opt.) (1)
Timpani (1)
Snare Drum, (2)
Suspended Cymbal
Bass Drum (1)
Crash Cymbals, (2)
Tam-tam, Vibraphone (Opt.)
Chimes, Glockenspiel, (2)
Xylophone

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